質問力を鍛える
もしも学生が講義に遅刻してきたとしたら、あなたなら何と言いますか? おそらく「なんで遅刻したんだ」(怒)って聞きます。 すると学生は「すみませんでした。電車が遅れて・・・」とか答えるでしょう。 これは一言でいうと、言い訳です。 でも、本当に聞きたかったのは言い訳ではないはず。 にもかかわらず、言い訳を引き出したのは、あなた。 あなたの質問が、学生の言い訳を引き出したのです。 本当に聞きたかったのは言い訳でも謝罪でもなく、解決策。 だとしたら、正しい質問は、こうです。 「どうしたら次から遅刻しなくなりそう?」 すると、学生は、自分なりに解決策を考え始めます。 正しい質問が正しい答えを導く。答えの良し悪しはすべて質問する側に責任があるのです。 とすれば、教師に必要なのは、叱ることでも責めることでもなく、学生に考えさせること。 教師に求められるのは、考えるきっかけを与える質問する力でしょう。 質問力を鍛える。 質問力に関する本は何冊もあるけれど、いちばんのお勧めはマツダミヒロ(松田充弘)さんだと思う。個人的には 「しつもん仕事術」 が特にお勧め。ただいま、こんな企画もやっているようです。 「質問は人生を変える書籍無料プレゼント」 そんなことを考えながら、教育に思いを馳せる日々。 瀬戸内専門職短大(仮称)の開学準備に向け、あわただしい日々が続く。 瀬戸内専門職短大のホームページは「 ココ 」から。